FL田SH is drifting...

STWとはスキャンザワールド(SCAN THE WORLD)の頭文字である。アーティストのBIENとアーティスト／エキシビジョンメーカー石毛健太主体のアーティストユニットである。外苑前FL田SHでの「SCAN THE WORLD – STAGE: COLLECTIVE BEHAVIOR – 」からざっくり数えて3年が経過した久々の展覧会であり、世はまさに感染症によってとんでもないシフトが起こっているわけで、三年前の展覧会は不真面目でだらしない集団行動が一つのスキャンに与える歪みや捻じれを作品の核に据えられていたが、今回はとんでもないシフトによって集団行動がままならないので、方向性は切り替わることとなる、ハンディスキャナーとインスタグラムのストーリーズを組み合わせ、シンプルな画像の伝言ゲームを展覧会前に公開する形で開催、その後その素材から平面作品として構成したものを展示することになった。閉ざされていく各世界をロストテクノロジーのごとくなハンディスキャナーで邂逅させていく、これはハンディスキャナーが主役のヒーロームービーなのかも。展覧会に合わせて展示の解説書のようなＺＩＮＥも作成された。ではＳＴＷまたどこかで。