星拳五 による「転がる器のメタモルフォシス」、個展である。このタイトルの器とはつまり媒体のことであり、石を一つのメモリー媒体として捉えている、そこにインターネットミームと呼ばれる画像を記録し人類が居なくなった未来まで石と記録した画像を転がしていくという射程の作品を多数展示した。オフラインで無料で拾える石とオンラインで無料で拾える画像を作家という仲介者が組み合わせることで物としての魅力が増し、メッセージが組み込まれる。それがどこまでも転がり、何百年後に発見された時に石に保存されたインターネットミームはどのようなメタモルフォシスを遂げているのだろうか。
「転がる器のメタモルフォシス」
@FLESH, Tokyo
2020.06.18 - 06.21
Photo : 松尾宇人
Guest directo : Junpei Kuroda