『FUJISANTEN3.0』展の関連企画として京都の若手作家である金田金太郎 + 時吉あきなを招待した2人展 「Imaginary Taxidermy」。この展示からFL田SHの内装は少し広くなり、部屋が二つある状態になった、そこでの初の展示である。Taxidermyとは邦訳すると剥製であり、それは時吉の持ち味である写真によって空間を切り取り剥製立体に仕立てることにも通じるのだがそれほど素朴な問題でもなく、ヴィジュアルアートと区分けされるジャンルの上で表象を扱うことの表面性にいかにヴィジュアルと対話し作品が制作されるのかという問いがあり、その他方に伸びた根を感じられる展覧会。
「Imaginary Taxidermy」
@FLESH, Tokyo
2020.01.19 - 01.31
Curation: 金田金太郎
Photo: 松尾宇人